油圧式手動薪割り機を購入しました。
スペック
購入日:2021.12.12
購入店:コメリ
購入時価格:¥34,800(税込)
ブランド: コンテック
粉砕能力:12トン
粉砕方式:手動、油圧
全く同じものかどうかわかりませんが、写真で見る限り、AMAZONなどでも販売している「シンセイ(Shinsei) 手動式薪割機 12t HLS-12T」と同型のようです。
手動薪割り機12t
運搬
入荷したコメリの店舗に取りに行きました。48kgあるので、お店の人と2人で持ち上げて軽トラに載せました。
ハンドル以外は全て組み立て済みなので、ハンドルを2本差し込むだけですぐ使えます。
外観
側面には
使用範囲
直径 5cm〜25cm
長さ 35cm〜44cm
と、注意事項が記載されています。
シリンダーとハンドルの根元部分。ハンドルを前後に動かすとシリンダーが伸びていきます。
奥のハンドルがシリンダーヘッドを早く動かす方です。パワーはないのでこちらのハンドルでは薪は割れません。
手前が割る方(粉砕用)のハンドルです。こちらで薪を割ります。
シリンダーを元の位置まで戻すネジです。
割るときはしっかりと締めておきます。
本体側面には長さ44cmまでとありますが、測ってみると40cmでした。
ピストンヘッドを最大まで伸ばすとカッター先端まで20cmのところでこれ以上進まなくなります。
刃の両脇のガイドで割れた薪が広がるような機構になっています。これは秀逸。
こんな人にオススメです。
- 斧は重たくて疲れるし、たくさん割れない!
- エンジンの薪割り機は楽に早く割れるけど高価!
- 電動薪割り機はパワーが心配。
- エコにこだわりたい!
購入の経緯
斧で割るのは好きなのですが、楽しく割れるのはせいぜい1時間くらい。
半日もやればへとへとです。
平日は林業をしているので、週末にそんなに体を酷使できない。
エンジン式薪割り機は高価で買えないけど、手動式なら手頃な値段で買える!ということで、
薪ストーブ歴10年目にして初薪割り機を手に入れました!
実際に使ってみた感想
斧より全然楽です。
そして、ガソリン代も電気代もかからない。静か!
デメリット
とは言っても、人力なので長時間やっているとやっぱり疲れる。腰が痛くなることでしょうか。
普段運動していない方にとっては、丁度いいトレーニングになりそうです。
うちの薪は、20cm程度の厚さで直径が4,50cmあるヒマラヤスギが多く、そのままでは割ることができません。
そこで、角材などをスペーサーとして薪とシリンダーヘッドの間に挟んで割ってみました。(※メーカー使用範囲外、非推奨の方法ですので真似される方は自己責任で)
節のある薪
ハンドルの付け根側が浮くほど力を入れても、この節のある薪は割ることができませんでした。
無理にやって本体を壊してしまってはいけないので、こういう薪は諦めてチェーンソーで切ったほうがよさそうです。
下の写真は別の節のないヒマラヤスギです。
スペーサー2個使いです。
※スペーサーが突然外れて飛んでくるかもしれませんので真似される方は自己責任で。
割れました。
乾いた薪や硬い薪は割れる瞬間ハンドルに衝撃が来ます。
40cmより長い薪は下の写真のように縦にして、長いスペーサーを噛ませて割りました。
※スペーサーが突然外れて飛んでくるかもしれませんので真似される方は自己責任で。
小さめの節のある薪
幹の太さの3分の1程度の節のある薪を割ってみました。
樹種は多分ヒマラヤスギです。
節のない部分に刃を当てて周りから削いでいくように割っていくと、このくらいの節のある薪でも割ることができます。
ストーブに入る程度まで割ることが出来ました。
1時間半でこのくらい割れました。
まとめ
手動薪割り機のメリットは以下のとおりです。
- 環境に優しい:エネルギーを消費しないので、CO2排出量を減らすことができます。(体力は消費します)
- 経済的:燃料や電気代などのランニングコストがかかりません。
- 安全:電気やガソリンなどの危険なものを扱わないので、火災や感電などの事故のリスクが低くなります。
- 運動になる:人力で薪を割るので、筋力や体力を鍛えることができます。
- 楽しい:薪割りには技術やコツが必要で、挑戦感や達成感を味わうことができます。
手動薪割り機は、エコ重視派の薪ストーブ愛好家におすすめの製品と言えるでしょう。
気に入ったら是非購入を検討してみてはいかがでしょうか?
手動薪割り機12t