マルチを使用する際は剥がすときのことを念頭に置いてマルチを張ると片付けが楽になります。
マルチは、収穫後の撤去作業が大変なものです。特に、薄手のマルチは劣化によってボロボロになり、雑草が突き破って生えてくるため、剥がすのが困難になります。
そのため、マルチを張るときは、剥がすときのことを念頭に置いて、以下のような点に注意するとよいでしょう。
- 厚手のマルチを使用する
- 収穫後すぐに剥がす
- 作付け中、土が固く締まる前にめくり上げる
- マルチの裾には土をかけない
昨年のさつまいも栽培で、マルチを張るときより、剥がすときのほうが労力がかかるということを身をもって感じました。
特に、薄手のマルチは劣化によってボロボロになり、雑草が突き破って生えてくるため、剥がすのが困難になります。
収穫が終わったあとの作業は植え付け前と違って、やる気が出ないですよね。
マルチは毎年替えた方がいい。
マルチは、1年ほどで劣化が始まります。劣化したマルチは、ボロボロになり、雑草が突き破って生えてくるため、剥がすのが困難になります。
そのため、マルチは毎年新しく交換するのがおすすめです。
収穫後すぐに剥がす。
マルチは、収穫後すぐに剥がしたほうがよいです。収穫を終えたマルチは、劣化が進んでボロボロになり、剥がすのが困難になります。
また、寒い地域では、冬の間にマルチが凍結して、春まで作業ができない場合があります。その場合、マルチの劣化がさらに進んでしまうため、注意が必要です。
厚手のマルチを使う
[参考]https://agri.mynavi.jp/2021_09_29_171215/
厚手のマルチは、薄手のマルチに比べて、耐久性があり、剥がすのが楽です。0.03mmのマルチを選ぶといいでしょう。
作付け中、土が固く締まる前にめくり上げる
[参考]https://agri.mynavi.jp/2021_09_29_171215/
作付け中にすべて剥がしてしまうという方法もあります。これは良さそうです。
マルチの裾
マルチが風でめくれないように端に土をたっぷりかけて置いたのですが、この土の上に生えた雑草がガッチリと根を張ってしまって簡単に取れなくなってしまいました。
マルチの裾には土をかけず、マルチ抑えやを鉄の棒などで押さえるほうが、撤去しやすくなります。
生分解性マルチを使う
生分解性マルチは、自然に分解されるマルチです。そのため、収穫後にマルチを剥がす必要がありません。
ただし、生分解性マルチは、価格が高いというデメリットがあります。
生分解マルチ カエルーチ 黒 (厚み)0.018mm
メリット
- 省力化:はぎ取り作業不要で、収穫後すぐにロータリーで鋤き込むだけ
- 生産性向上:収穫から次の定植までの期間短縮
- 廃棄物削減:廃プラ処理費用不要
- 安定品質:マルチフィルムとして安定した強度
- 環境にやさしい:土中に分解される
マルチ張りや回収を省力化する便利アイテム
マルチ栽培の作業負担を軽減するために、マルチ張りや回収を省力化する便利アイテムが販売されています。
ハラックス チョイハギ マルチ剥ぎ取り器 HG-750
ハラックス チョイハギ マルチ剥ぎ取り器 HG-750
マルチの片側をチョイハギで剥ぎ取り、回収を楽にします。
剥しローラとガイドローラが回転し、マルチとの抵抗を減らします。
マルチの地面近くを剥しローラで持ち上げ、マルチが破れにくいです。
マルチハリハリ君
マルチハリハリ君
マルチローラーは、一人でも簡単にマルチを張れる道具です。 マルチの両脇を挟んで引っ張るだけで、シワや風の影響を受けずに張ることができます。 対応マルチサイズは幅90~150cm、商品サイズは1450*920mmです。
ハラックス|HARAX ハーリー PT-1350 アルミ製マルチ張り機
ハラックス|HARAX ハーリー PT-1350 アルミ製マルチ張り機
マルチング前後の溝掘りと土寄せが一度にできるマルチ張り機です。
レベラで水平をチェックしながら、特殊な角度のタイヤでマルチを引っ張り、ディスクで覆土します。
フィルム幅が80~135cmの限定なので、構造がシンプルで操作が簡単です。
アルミ製で軽量なので、畝変えや移動も楽にできます。
ハラックス アルミ製 マルチ回収器 チョイマキ
これらのアイテムを活用することで、マルチ栽培の作業負担を軽減することができます。