春の収穫時期、収穫量が減りはじめ、穂先が開いていたり細かったり曲がったアスパラガスが出てくるようなら、株の力が低下してきたサインです。

収穫を打ち切り、次の栄養を蓄えるため太い茎を伸ばしてやります。これを立茎といいます。

株の年生による春どり収穫期間の目安

株の年生収穫期間の目安
2年生(収穫1年目)7~10 日間
3年生(収穫2年目) 15~20 日間
4年生(収穫3年目)30~40 日間
5年目(収穫4年目)以降 60~90 日間
※出典:https://www.pref.nagano.lg.jp/enchiku/sangyo/nogyo/engei-suisan/yasai/documents/aspragusmanual.pdf

目安の収穫期間を過ぎたら、立茎させ、次の収穫に備えましょう。

立茎の仕方

アスパラガスを育てる際には、養成茎の選定と配置が重要です。

養成茎とは、収穫せずに伸ばして、株の栄養を蓄える茎のことです。直径10~14ミリメートルの太さで、まっすぐに伸びた良い品質の新しい茎を選んで育てましょう。

定植1年目

太い茎(直径10~14ミリメートル)が5~8本、ひとつの植え株から確実に育つようにします。これらよりも細い茎は、株のもとから剪定して取り除いてください。

定植2年目

もしあなたが1年目にアスパラガスの株をうまく育てられたら、収穫が可能です。しかし、収穫は厳選して行い、立茎させる茎の直径が10~14mmになるようにして早めに終えましょう。

もし前年の成長が思うようにいかなかった場合は、はじめに細い茎が生えてきますが、その後で太い茎が出てくることがあります。葉がしっかり広がったら、その細い茎は取り除くことが重要です。
 1平方メートルあたり10~20本の立茎を目指し(それぞれの株では約3~6本)、できるだけ株の外周に茎が生えるように気をつけましょう。
 植えた1年目や2年目は、茎が密集してしまうことがあります。そのため、多雨の際には斑点病や褐斑病が発生しやすいですので、病気の予防や対策に特に注意が必要です。

定植3年目以降

アスパラガスを育てる時には、直径10~14ミリメートルの太さで、まっすぐに伸びた良い品質の新しい茎を選んで育てましょう。これが「養成茎」として大事です。

3年目を迎えると、1つの株に複数の成長ポイントが出てきます。植物が年を重ねるごとに、これらの成長ポイントはそれぞれ独立して強くなります。

成長ポイントごとに茎がしっかり育つように心がけ、茎をバランスよく配置してください。配置を間違えると、これらの大切な成長ポイントが失われてしまうことがあります。新しい芽の成長の様子を観察しながら、株全体で茎が均等に広がるように養成茎の位置を定めることが大切です。

以下の点に注意して養成茎を選定・配置しましょう。

  • 直径:10~14ミリメートル程度の太さの茎を選ぶ
  • 形状:まっすぐに伸びた形状の茎を選ぶ
  • 品質:病害虫にかかっていない、健康的な茎を選ぶ
  • 位置:株全体で茎が均等に広がるように配置する

養成茎をしっかりと育てることで、翌年の収穫量を増やすことができます。

立茎本数の目安

光合成を効率よく行うためには、アスパラガスの地下茎の成長点を畑に均一に分布させ、茎を適切に立てる必要があります。

具体的な立茎の数は植付けの方法やアスパラガスの年齢によって変わるので、「1株あたり」や「1メートルあたり」という目安で管理します。理想的には、

  • 1株につき3~4本
  • 1メートルのうねにつき10~12本の茎

が生えるのが望ましいです。また、立てる茎の適切な太さは、10~14ミリメートルを目標にします。