地拵え(じごしらえ)とは伐採跡地に残る枝や株などを整理して、苗を植えられる状態にする作業のことを言います。
今日の作業は除地(植え付けできない場所)の境界をチェーンソーで整理した後、棚用の杭作りをしました。

「棚」というのは残材(枝や切り株、枯れ草など)を、植え付けの邪魔にならないようまとめておく場所のことです。残材が斜面を転がっていかないよう、また高く積めるように等高線に沿って杭を打ち込み、残材を支えます。

杭は、辺りに落ちている細い幹を長さ2m太さ10cm程度に切り揃えて、打ち込む側の先端をチェーンソーでカットして尖らせます。

尖らせると言っても、先端は1平方センチメートル程度平らな部分を残したほうが打ち込むときに先端が潰れず、スムーズに地面に入っていきます。

杭は2m間隔で60cmほど地中に埋め込みます。その際、カケヤ(掛矢)を使用します。カケヤとは大きな木槌のことです。頭が樹脂のものもあります。

打ち込む作業は来週からになりそうです。