作り方は簡単です。
農業系youtubeで見つけた「タンニン鉄液」(自作メネデールとか、二価鉄液肥とか呼ばれているもの)を作ってみました。
[材料]
・使い捨てカイロ1つ(未使用の足先に入れるタイプが家にあったので2つ使いました)
・クエン酸(ダイソーで購入) 大さじ1杯位
・お茶葉(家にあったもの) 大さじ3杯位
・水2リットル
[作り方]
・材料を混ぜる
[保存方法]
・光に当てると酸化してしまうそうなので、袋などに入れ遮光する。
発酵させたりしないので簡単ですね。
他にもいろいろな作り方があるようなので検索してみてください。
→水出し茶に鉄を入れるだけかんたん液肥でつくる鉄ミネラル野菜-現代農業
私は家にあったお茶っ葉をそのまま入れましたが、袋に入っているものを使ったほうが濾す手間がないので使うときに楽です。
500-1000倍に希釈して散布します。
通常の水やりの際、ジョーロにキャップ2杯分くらい入れるようなアバウトな使い方でよさそうです。
同じ作物・果樹でタンニン二価鉄液を与えたものと与えなかったもので、どれくらい差が出るのか試してみたいと思います。
トマト
2022/6/12
タンニン二価鉄液散布前の大玉トマト「ホーム桃太郎」です。
左にはタンニン二価鉄液を散布しません。右のみ週2回ほど散布します。
その他追肥、水やりなどはどちらも同じ頻度で行います。
2022/7/09
右のタンニン二価鉄液を散布している方は茎が太く固くなりマッチョになってきました。散布しすぎでしょうか。
葉と葉の間隔が狭くモッサリして、風邪通しが悪そうですが色が濃く健康的な印象です。
2022/7/22
タンニン二価鉄液ありのトマト初収穫です。
なしの方も実が大きくなってきました。
2022/8/10
タンニン二価鉄液なしのトマトはまだ1つだけしか収穫していません。
二価鉄液ありの方は3つ収穫できそうなので今日で計5つです。
2022/9/15
どちらも花も実も少なくあまり収穫できませんでした。
タンニン鉄液どうこうという前に肥料のあげ方や管理に問題があったようです。
比較実験としては失敗です。写真も背景に溶け込んで見にくいですね。
ただ、植え付け初期の段階では明らかに差がありましたので、その後の管理をしっかりしていれば収穫に大きな差が出たのではないかと思います。
ナス
2022/06/12
タンニン二価鉄液散布前のナス。左は「米ナス」右は「長茄子」です。
左にはタンニン二価鉄液を散布しません。右のみ散布します。
2022/06/18
2022/07/09
品種が違うので単純に比較はできませんが、右のタンニン二価鉄を散布したほうが、丈が高く太くなり葉の色も濃くなっています。実はすでに4つ収穫しました。
左のタンニン二価鉄なしの方は1つ目の実が大きくなり始めたところです。
2022/07/14
2022/07/22
米ナスの方も収穫できる大きさに成長しました。
二価鉄ありの方が花の数が多いです。倍以上付いています。
しかし、どちらのナスにも下の写真のようにニジュウヤホシテントウやカメムシの食害があります。
虫食いの被害に大きな差は見られません。
2022/8/4
左の米ナス(タンニン二価鉄なし)の方は虫食いのせいで葉の色が薄く、穴だらけ。花は1つしか咲いておらず、生気が全くありません。(下の写真2枚)

タンニン二価鉄ありの長ナスの方も虫食いは同程度ありますが、実も花もたくさん付いています。タンニン二価鉄液の効果でしょうか?(下の写真)
このまま放置しておくと枯れてしまいそうなので、
傷んだ葉をすべて切り落とすことにしました。
畝間の雑草が多いですね。ニジュウヤホシテントウは雑草で繁殖するので、発生を抑えるにはこまめな除草が大切だそうです。
多いときは20匹近くいる日もあります。
今日は雨上がりがったので2匹でした。

2022/9/30
両方とも葉が茂ってきました。
左の米ナス(タンニン二価鉄なし)の方は花がほとんど咲いていません。
一方、右の長茄子(タンニン二価鉄あり)は実がたくさんついています。
ブルーベリー
2022/06/12
タンニン二価鉄液散布前のブルーベリーです。
右のほうが若干小さいですが、こちらも右のみ散布します。
2022/07/09
ブドウ
2022/06/12
タンニン二価鉄液散布前のブドウ(シャインマスカット)です。
剪定の違いで右のほうが若干小さいですが同時に購入したものです。茎の太さはほぼ同じです。
こちらも右のみ散布します。
2022/07/09
ブルーベリーと同様、左のタンニン二価鉄液を散布していない方が逆に元気です。
ブドウ、ブルーベリー友にこの後管理が悪く、全て枯れそうになったため、果樹の実験は来年また挑戦してみようと思います。
今年の果樹の実験はここまでです。