茎や葉の黄色くなる時期の管理
家庭菜園でアスパラガスを育てる際、冬の適切な手入れが良い収穫を得るためのポイントです。
- 茎や葉が完全に黄色くなるまで待つ
10月上旬から11月下旬は、茎や葉が黄色くなっていきますが、茎や葉が緑色のうちは、栄養分の地中の貯蔵部分への移動がまだ十分ではないので刈り取りません。平均の気温が11度を目安に、茎や葉が十分黄色くなってから刈り取ります。 - 刈り取り作業は慎重に行う
刈り取り作業で地下の栄養貯蔵部位を傷つけてしまうと、翌年の収穫量に影響します。刈り取りは、株元から5cm程度の高さで、できるだけ水平に行うようにしましょう。
刈り取ったあとは?
- 病害対策
刈り取った茎や葉を丁寧にかき集め、畑の外に持ち出して焼却または廃棄します。これが大切な病害対策になります。 - 土の表面、残渣をバーナーで焼く。
茎枯病等の土壌表面の病原菌密度を減らし、越冬する害虫の密度を減らす効果があります。 - 堆肥をまく
1平米あたり4kgの堆肥をまき、浅く耕うんします。 - 凍み上がりを防止する
凍み上がり(霜で土が浮き上がり、根が露出してしまうこと)対策として、もみ殻や腐葉土を、株元に厚さ5cm程度敷き根株を深く埋めて寒さから守ります。 - 雑草があれば、手で抜きます。