こんにちは、読者の皆さん。今日はYoutubeでトマト栽培のプロの”葉かき・摘葉”の仕方についてブログでご紹介したいと思います。

動画では、トマトの葉かき・摘葉という重要な作業について、とても分かりやすく解説されていました。

他の作物とは異なり、トマトは青々とした働き盛りの葉をバシバシと取っていく必要があるそうです。

この作業には、病害虫防除や作業性の向上、樹勢調整、着色促進などさまざまな利点があることが語られていました。

動画内では具体的な数字を挙げながら、どの葉を残し、どの葉を取るべきかを丁寧に教えてくれました。

特に印象的だったのは、1つの実房(トマトの房)に対して、ちょうど3枚の葉っぱが理想的だという点です。

その3枚の内訳と役割についても、専門用語を交えながら詳しく解説されていましたので、私なりの理解を交えてお伝えしていきます。

葉かきの目的と利点

  1. 病害虫防除 葉が茂り過ぎると風通しが悪くなり、うどん粉病などの病原菌が発生しやすくなります。適度な葉かきで、病気のリスクを減らせます。
  2. 作業性の向上 葉が茂り過ぎると、実が隠れて見えなくなります。葉かきで視界を確保し、作業がしやすくなります。
  3. 樹勢の調整 強すぎる勢いを弱め、実入りを良くするためです。木の栄養を果実に振り分けることができます。
  4. 着色の促進 日光が当たりやすくなり、トマトの赤色が良く出ます。

トマト1房に必要な葉っぱの数

基本的に、1房のトマトに対して3枚の葉っぱが必要とされています。その内訳は、

最重要: 房の1つ下の段の葉

2番目: 房の上の葉(ポンプ役)

3番目: 房の反対側の枝の葉

最も重要な役割を果たすのは、房の1つ下の葉です。この葉が光合成した養分がトマトに送られます。

葉かきの具体的な方法

  1. 下の方から古い葉を取っていきます。
  2. 実がなっているところの1つ下の葉は残します。
  3. 反対側の葉は、作業の邪魔にならない程度に切ります。
  4. 木の勢いが強すぎる時は、上の葉を半分程度カットします。
  5. ミニトマトの場合は、株全体で15-18枚の葉が確保できればOK。

注意点

一度に3-4枚以上の葉を取ると、光合成能力が急激に低下してしまいます。

1-2枚ずつ、少しずつ葉かきをするのがコツです。

ミニトマト・大玉トマトの違い

ミニトマトと大玉トマト(オーロラなど)では、葉かきのアプローチが少し異なります。

ミニトマトの場合は、株全体の葉の量を見て調整します。

おおむね15-18枚あれば問題ありません。1つ1つの房に対して3枚の鉄則は適用されません。

一方、大玉トマトの場合は、1つ1つの房に3枚の葉っぱを確保する必要があります。

リーフレットは房に重点を置いて行われます。

まとめ

トマトの葉かき・摘葉は、病害虫対策や樹勢調節、着色促進など、さまざまなメリットがあります。

しかし、過剰な葉落ちは光合成能力の低下を招くので注意が必要です。

家庭菜園レベルでは、適度な葉付きを維持することが大切でしょう。

ミニトマトと大玉トマトで、アプローチを変えるのがポイントです。