玉ねぎの追肥は、作型や地域によって異なります。一般的には、定植の3~4週間後から1回目の追肥を行い、西日本では3月上旬、東日本では5月上旬までに終えるようにします。冬季は生長が止まるため、追肥の必要はなく、肥料過多はトウ立ちを招く可能性があるため注意が必要です。
追肥の適切な時期
- 初期の追肥: 定植後、タマネギの苗が根付いたころ(植え付けてからおおよそ3~4週間後)に初めての追肥を行います。この時期は根の成長を促進させることが目的です。
- 中期の追肥: 球根が膨らみ始める前、葉の成長が活発になる時期(初期追肥からおおよそ1ヶ月後)に行います。球根の形成に必要な栄養を供給します。
- 後期の追肥: 球根がしっかりと膨らんできた段階で最後の追肥を行います。この時期は品質の向上と貯蔵性の向上を目的とします。
品種によって異なる追肥のタイミング
玉ねぎには早生種、中生種、晩生種があり、追肥のタイミングは品種によって異なります。
- 早生種や中生種の後期の追肥は梅の花が咲く頃が適している
- 晩生種の場合はその2週間ほど遅らせるのが良い
梅の開花時期は地域によって異なりますが、最後の追肥はおおむね2月下旬から3月上旬が目安です。
追肥を終える時期
玉ねぎが成熟する約1ヶ月前には追肥を止めます。これは、過剰な窒素が品質を落とす原因になったり、保存性を悪化させたりするためです。
追肥の肥料と量
鶏糞、油粕、ボカシ肥料を1:1:1の割合で混ぜたものがおすすめです。1株につき小さじ1杯程度を株の周りにまきます。
化成肥料の場合、横1m×縦1mの面積につき50g程度が目安です。はじめは控えめに行い、必要に応じて増やすことをおすすめします。
水やりも併せて行うと吸収しやすくなります。
ポイント
- 玉ねぎの最後の追肥のタイミングは品種によって異なるが、おおむね梅の花が咲く頃が適している。
- 追肥の前には、新しく出てきた葉の形を確認することが大切。葉が真っすぐでない場合は、まだ元肥が切れていない可能性が高いので、追肥は控えめに。曲がった葉が直るのを待ってから追肥した方が良いでしょう。
- 雨が少ない場合は水やりをして根元に水分を供給する。
引用:
[1] https://minorasu.basf.co.jp/80319
[2] https://shop.takii.co.jp/s/selection/onion1708.html
[3] https://youtube.com/watch?v=aE9057IHnC4
[4] https://www.takii.co.jp/tsk/manual/tamanegi.html
[5] https://ymmfarm.com/cultivation/veg/onion